浅草アイデアソンプログラム
〜若者視点で浅草のリアルな観光課題を解決せよ〜

現在、浅草では、コロナ禍前の主な観光客だった年配の方々や海外からの観光客が戻りつつあり、加えて若者がプチ旅行観光地として来訪するようになり、2023年では以前より合計来訪者数が増えているように感じます。
浅草の魅力は、三社祭などを通じて育まれた浅草の人たちの「人柄と文化」にあります。親戚や近所の方々と協働して持ち上げる御神輿や、訪れた人々も自分たちも楽しめるようなお祭りを創り上げる経験を浅草に住む人達は幼い頃から体験してきました。

いつの時代も浅草を発展させているのは若い世代の方々です。コロナ禍にインスタ映えを狙ったスポットやコンテンツ提案をしたのも、浅草で生まれ育った若者たちでした。

物事には必ずプラスとマイナスがありますが、悪いところをただ取り除くのではなく、学生の皆さんには浅草を客観的に見つめて掘り下げることで、良い面も悪い面も受け止めたうえで、どうしたら良い方向に伸ばすことができるのかを考えていただきたいです。浅草の将来に繋がるアイデアを期待しています。

職名の通り、地域の魅力を再発見し、地域消費額最大化に向けた取り組みをプロデュースする仕事をしています。

本プログラムでは、各事業者課題の背景にある地域課題や、ヒントになるデータ等をお伝えするアドバイザーとして参加します。

恐らく、このプログラムに興味を持っていただいた方は、「地域を変えたい」「日本を良くしたい」という志を少なからず抱いているかと思います。実際に地域に関わる仕事をしていると、地域が変わる一歩は、素晴らしい戦略やプロダクト以上に、地域にいる人の「挑戦」から始まると感じます。

本プログラムでは、企業や地域を俯瞰的に捉えるマクロな視点と、一つの企業の一人の当事者として課題に向き合うミクロな視点の両方を味わう経験をしていただきたいです。浅草は訪日外国人観光客が急増している地域であり、嬉しい一方で、人手不足等、新しい課題に直面しています。そして、この課題はこの先、他の地域でも増えていくことと予想します。

是非この先進的な難しいテーマに挑戦をし、皆さんの新しい視点・柔軟な発想・熱意で、本当に実現する、本当に事業者・地域が変わる提案をしていただきたいです。期待しています！