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No.2 三木智弘 「スポーツ」を軸に、コミュニティマネジメントに取り組む。起業して1年半で4社の経営を経験する彼のこだわりとは?

WOW! BASEのオンライン企画『PickUP MEMBER’S』では、これまでWOW! BASEに関わってくれた学生の皆さんが取り組んでいる活動を特集します。第2回目は、WOW! BASEの立ち上げに協力してくれた三木さんの取り組みを取材しました!

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三木 智弘(みきともひろ)
東京大学在籍の4年生(現在は休学中)。学生起業家。
大学3年生で1社目となるスポーツトレーナー支援の会社を起業した後、約1年半で4つの会社の経営に携わる。スポーツ業界に関わる事業を中心に取り組んでおり、プロバレーボールチームの経営、日本代表やオリンピック選手などのアスリート支援会社の取締役、スポーツチーム支援の会社の経営支援などを行う。最近では自身の経験を生かし、顧問業や採用支援などにも取り組む。父はサッカー元日本代表トレーナー。
#学生起業家 #プロスポーツチーム経営 #コミュニティマネジメント

まずは、自己紹介をお願いします!
(三木さん)
三木智弘(みきともひろ)と言います。東京大学経済学部に所属している4年生なのですが、今は大学は休学しています。現在は3つの会社で代表をしていて、1つの会社で取締役をやっています。
全てスポーツ業界に関わる会社です。

会社の経営をされているんですね!それぞれどのような事業をしている会社なんですか?
(三木さん)
はい。一番最初に作ったのはミキスポーツという会社で、スポーツトレーナーの価値向上を目指している会社です。
2社目は、札幌のV2のバレーボールチームの経営をしている会社です。もともとはNPOとして活動していて、この会社が株式会社化するタイミングで僕が代表になりました。
3社目は、2社目の会社の子会社を合弁会社という形で作りました。合弁先が株式会社Wizというベンチャーの会社なのですが、8年目で200億円くらいの売り上げをあげていて従業員を約1300人抱える、伸びの速い会社です。Wizと合同出資で作ったこの会社でも僕が代表を務めています。この会社では、僕が札幌のプロバレーボールチームで経営しているノウハウを日本全国にいる営業マンを介して地域密着型のスポーツクラブに装着し経営支援をしています。
もう一社には取締役として経営に関わっています。この会社では、日本代表のアスリートやオリンピック選手がビジネスや経営について学び、事業を作ったりしてデュアルキャリアで収入を得られるようになるための支援をしています。250人くらいのスポーツ選手が登録してくれています。
計4つの会社の経営に関わっています。9割ぐらいはそこに時間を割いていますね。
あとの1割は顧問業をしています。僕の地元の会社の採用の支援をしたり、アライアンスを引いたりというようなことをしています。
▼クラブチーム社長就任写真

今は学生ながらスポーツ業界に関わる会社をいくつか立ち上げ、経営されているということでしたが、どうしてこの業界で起業をされたんですか?
(三木さん)
もともと僕の父親がサッカーの日本代表のスポーツトレーナーをしていたことがきっかけです。スポーツトレーナーは、体が資本の選手にとっては車のエンジンみたいに重要な仕事で、なくてはならない職業です。しかしチームの中で一番給料が低かったり、ボランティアで働いている人もたくさんいます。優秀な人材がその業界に入ってくることもあまりありません。
僕は、スポーツ業界のそういった状況を身近で見ていて、かつそこに対して想いを持っていました。その状況を変えようと動く人が少ない中で、そういった想いを持つ自分がやる意義があるのではないかと考えてスポーツ業界を変えるために取り組むことにしました。

お父さんの影響でスポーツ業界に興味を持ったんですね。起業はどんな流れでされたんですか?
(三木さん)
最初の会社であるミキスポーツは2019年3月5日に立ち上げました。
大学3年生の当時、就職活動をしていたのですが、なんだかしっくりこないと感じていました。周りのみんなが見るような大手の会社のインターンに参加したりもしましたが、「お金はもらえるけど、この仕事なんだかつまらないなあ」と感じることが多かったんです。このままだと何者にもなれずに終わるなと。なので、もう一度自分が心から何をしたいのか考えてみました。それで辿り着いたのが「スポーツビジネスをやりたい」ということでした。
スポーツビジネスを軸に就職活動することも考えましたが、自分が注力したい分野に携われる確率が高い職場がなかったので、就職を選ばずに思い切って起業することにしました。
9月ごろ「スポーツトレーナーを支援する事業をしよう」と決めて、そこからは休学して、長期インターンもバイトもやめてしまいました。自分を追い込んで、出資してくれる人を何がなんでも見つける、と活動しました。今考えても本当に無茶をしました(笑)
始めはVCやベンチャーの投資家から出資を受けようと考えたのですが、事業モデルを見たときに一般の経営者から投資を受けられる可能性が高いと感じました。そのため、とにかくそういう方々に会えるようにつながりを辿ったり、経営者を呼ぶイベントを開いたりして、最終的には12月に開いたクリスマスイベントで出会った方に支援していただくことになりました。

後がない状況を作って、あえて自分を追い込んだんですね。「スポーツトレーナーを支援する事業をしよう」と決意して起業されたということですが、ミキスポーツではどんな事業をされているんですか?
(三木さん)
僕の事業では、「スポーツトレーナーの価値向上」を目指しています。
スポーツトレーナーを希望する人は、通常、まず専門学校で学んだのちに、2・3年ほど接骨院などで経験をつみ、その後スポーツの現場につながりがあればスポーツトレーナーとしてはたらく機会を得られる、というキャリアを歩みます。専門学校卒業後すぐに現場で働ければ良いのですが、スポーツトレーナーになるには本当にたくさんのことを学ぶ必要があって、医者になるくらい勉強しないといけないことがあります。そのため専門学校では座学中心になってしまっていて、実践的なことはあまりできないのが現状です。専門学校卒業後、2・3年は修行期間として実務をする必要があるのです。
僕の会社では、専門学生のうちからコミュニティに所属して実践的な勉強をしてもらうことによって資格を取るための勉強ではなく実務を学んでいただき、専門学校を卒業したらすぐに現場で働けるようにスポーツ現場を開拓してつながりを作る、というようなことをしています。

▼スポーツトレーナー支援事業

経営者として活動している三木さんが普段接する方は年上の方も多いと思います。人を巻き込んだり動かしたりするうえで気をつけていることや意識していることはありますか?
(三木さん)
おっしゃる通りで、本当に自分の周りは40-70代の方が多いです。当たり前のことですが、礼儀正しくすることや人としてきちんとしていることを何よりも大事にしています。
僕が普段関わっているような年代の方々の周りには、スキルを持っている人や能力が高い人はいくらでもいます。世界中の経営者と繋がっている人たちに小手先のスキルや能力をアピールしても意味がないと思っています。
彼らが学生の僕に力を貸してくれるのは、強気で自分の意見を持っているけれど、謙虚で周りに気配りや心配りができるというスタンスを魅力的に感じてもらっているからだと思います。だから僕は、どんな時でも自分から動いて、相手からもらうだけではなくて常に相手に何をgiveできるか考えています。経営者の方たちと向き合うなかで、そうしたスタンスを持つことはとても重要です。
▼Vリーグホームゲームにて

ミキスポーツをはじめとして、色々な会社を並行してやられていると思うのですが、この先の目標はありますか?
(三木さん)
スポーツの業界のなかで、スポーツを支える人たちに対してお金が回るような世界を作っていきたい、という思いは始めからずっとあります。それに加えて、今はスポーツを中心としたまちづくりに興味があります。スポーツチームを中心に、地方に勢いのある会社や若者を誘致したりして地方を活性化したいと思っています。そういうコミュニティ作りは、半官半民の中立的な、行政にも絡みやすいスポーツチームだからできることかなと思います。まずは自分がバレーボールチームの経営をしている北海道から、他の地域のモデルにもなるようなスーパーシティを作っていきたいです。

いろいろな事業に関わっていると思うのですが、自分なりのこだわりはありますか?
(三木さん)オフラインビジネスに振り切っている、ということでしょうか。僕がやっている全事業が、コミュニティマネジメントだと思っています。トレーナーの事業もそうですし、スポーツチームの経営でも、地域経済という仕組みをどう円滑に回すかということを考えています。
どう人と人との繋がりを作って、その繋がりを自動化して人が動ける仕組みを作れるかを考えているんです。人と人との繋がりは、どうしても特定の人に依存してしまう部分があるので、仕組みで担保できるようにしたいと思っています。
そうして作ったコミュニティの中で人が生き生きする状態を作りたいと思っています。いま地域に興味を持っているのはそういう自分のこだわりと親和性が高いと感じているからということもあります。
▼メダリストや日本代表選手の支援事業、メダリストたちとワークショップ

今後三木さん自身はどんなことに挑戦していきたいと思っていますか?
(三木さん)
30代でサッカークラブの経営を海外でする、ということはやってみたいです。これは単純に僕がサッカーが好きだからという理由です。
40代では財団を作って、金銭的な制約でやりたいことに時間が使えない人に対してお金を支援してあげられるような立場になりたいと思います。

最後に、これを読んでいる学生さんの中には熱中している取り組みがあってもうまく前に進められない、やり方がわからない学生さんもいると思います。そんな学生さんに対してメッセージがあればお伝えいただけますか?
(三木さん)
自分の活動をするなかで行き詰まっているのは、ある方法や手段に固執しすぎているということもあると思います。一番大切なのは自分の目的を達成すること。そのために、手段や細かい目的に囚われるのではなくて目的の達成のために必要なことを考え直してみることも重要だと思います。
例えば、僕は自分自身のレベルをあげておくことが重要なことだと思っています。今できることを積み重ねて自分に力を蓄えておくことが、回り回って最終的な目的の達成に繋がると思うんです。僕が、最終的にはサッカークラブの経営をしたいと思っているけれど、今はバレーボールチームの経営をしていることも同じ理由です。
それと、成功するまでは失敗じゃないと思うので、諦めずにやり続けることも重要だと思います。難しいことをしようと思えば思うほど、もたつくのは当たり前です。1年、2年もたついたとしても、本当に自分が成し遂げたいと思うことならば粘り強く、泥臭くやり続けることが大切だと思います。目の前でできることを一つひとつ積み重ねていくことが、将来の目標達成に必ず繋がっていくと思います。

WOW! BASEとは?


『WOW! BASE』は、リクルートのノウハウやアセットを通して能力開発を行い、自身の活動に活かしていただくことを目的としたサービスです。起業やビジネスに興味のある学生のみなさん、自分自身の活動をさらに前進させたいと思っている学生のみなさんを対象に、リクルートを卒業して現在は起業している社会人の経験を聞ける講演会やリクルートが持つサービスのマーケティング戦略を考える実践型ビジネスコンテスト、地域を舞台にした事業立案プログラムなど様々な機会をご用意しております。
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