更新日:2023年06月29日(木)

10年後の未来を想像し、2033年の当たり前を描く!未来シナリオ共創プログラムの1ヶ月間に密着。

WOW! BASEでは、学生と社会人が垣根を越えて出会い、多様な課題に向き合う場づくりや、世の中に対して新たな価値を生み出すプロジェクトを実施しています。今回は、あらゆるデータをもとにした研究をおこないリクルートの事業戦略の策定を支えているリクルート調査室の監修のもと、社会・市場における生活者や企業の情報を収集・分析・解釈して、この先の10年に限りなく高い可能性で起こりうるコトを、若者の皆さんに想像し、提言してもらう1ヶ月間のプログラムを実施しました。

実施概要

プログラム概要

今回のプログラムには、書類選考と面接を経て選ばれた17名の学生の皆さんにご参加いただきました。参加者は「働き」「暮らし」「学び」の3つのテーマからひとつの担当テーマを選び、3人1チームの計6チームで担当メンターと一緒に1ヶ月間のワークに取り組みます。最終発表いただくのはその担当テーマにおける「10年後の理想のシナリオ」と、「そのシナリオ実現のための提言」。対面での初日研修、オンラインでの中間発表、SlackやZoomでのメンターとの壁打ちやグループワークをおこないながら最終発表に向けて1ヶ月間で案をブラッシュアップさせていきました。

全体スケジュール

プログラムの醍醐味

中長期視点かつ抽象度の高いテーマに向き合う

参加者の皆さんには、リクルートでも事業責任者や組織長に対する研修で使用している「未来シナリオ講座」をそのまま受けていただきました。チームで未来の理想像を描く部分では議論が白熱し、方向性を決めるまでに一週間以上の時間がかかったチームもあったようです。
広い視野で未来の変化の兆しを見つけ、中長期的にマーケットや事業を見立てるのはとても難易度が高いことですが、若者ならではの視点や気づきに同席していたメンター社員も驚かされる場面が多くありました。

事業責任者や業界の有識者による本気のフィードバック

最終発表はリクルート GINZA8 ビルにあるホールにて行われました。「働き」「暮らし」「学び」それぞれの領域の最前線でご活躍されている事業責任者や有識者の皆さまに参加いただき、全チームのプレゼンを講評いただきました。

<発表より一部抜粋して紹介>

・Cチーム:「職業選択の岐路に立った社会人が、経験を通して見つけた『好きなことや得意なこと』を職業にできる世の中になって欲しい。」

・Eチーム:「夜型人間でも自分のクロノタイプにあわせて24時間を有効的に使えるような世界(=夜であっても趣味・仕事を追求できる世界)を実現したい」

・Fチーム:「これまでオトナの敷いたレールに乗るだけの学生生活をおこなっていた高校生が、将来の自分の理想の姿・やりたいことを想像でき、かつそのゴールから逆算して今やるべきことが明確になる世界になっていて欲しい」

<最終講評者>※順不同

・株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 所長 古野 庸一さん
・株式会社リクルート HR統括編集長・『リクナビNEXT』編集長 藤井 薫さん
・株式会社リクルート SUUMO編集長・SUUMOリサーチセンター長 池本 洋一さん
・株式会社リクルート プロダクト統括本部 販促領域プロダクトマネジメント室(住まい)室長 佐藤 淳哉さん
・株式会社リクルート リクルート進学総研『キャリアガイダンス』編集長 赤土 豪一さん
・株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所 所長 小宮山 利恵子さん

成果・参加者の声

参加学生からの声

今回のプログラムに参加した学生さんからは、「今まで通りに生きていたら知ることがなかった価値観や知り合うことがなかった人に出会えたことが何よりもためになった1ヶ月だった。未来シナリオ提言というとてもアバウトなものに対してここまで自分の中で解像度を上げ具体化できたことは自分への自信へもつながりました。」(大学2年生/女性)「ひとりでは、想像もできないアウトプットが最終的に出たことに驚いた。自分の思考だけでなく、複数人の思考がコラボレーションすることによって、『面白い』ものが生まれる様子が実感できてとても貴重だった。」(大学4年生/男性)といった声をいただいています。

参加社員・最終講評者からの声

「自身の原体験からもインスピレーションを多分に受けつつ、純粋に『こうあるのが良い』と思ったことを突き詰めて考えている姿勢がとても印象的かつ刺激的だった。また、自分が学生のときとは比べものにならない意識とレベルの高さにただただ驚いた。」「夜型昼型など、着目点が面白くて関心がたくさんあった。現実性はかけ離れているものも多かった印象だが、それくらい夢を語れないと、改めて本当に成し遂げたいことを成し遂げることは難しい気がした。」といった声をいただいています。

最後に

WOW! BASEでは、年間を通じてさまざまなプログラムを実施中です!気になった方は、ぜひマイページ登録をしていただき、イベント情報をチェックしてみてください。