WOW! BASEでは、学生と社会人が垣根を超えて出会い、多様な課題に向き合う場づくりや、世の中に対して新たな価値を生み出すプロジェクトを実施しています。
今回は、学生の皆さんに、リクルート住まい領域のプロジェクト『100mo!PROJECT by SUUMO』に参画していただき、障がい者の住まい探しが便利になるような企画を若者視点で立案する約4ヶ月間のプログラムを実施しました。
実施概要
プログラム概要
本プログラムには、書類選考を経て選ばれた15名の学生の皆さんにご参加いただきました。
参加者は、5人1チームの計3チームでリクルートの住まい領域に所属する社員メンターの伴走とともに「障がい者(車いすユーザー)の方のお部屋探しに対して、SUUMOや不動産会社が取り組んだほうが良い内容を考えよ」というお題に向き合いました。
障がいがある方々の生活や住まいに関するインプットを受け、当事者の方々にヒアリングを実施した上で、学生ならではの視点やこだわりを企画に反映していただきました。
最終日には、リクルート住まい領域の責任者が学生のプレゼンを講評し、『継続検討起案賞』1チームを決定しました。継続検討起案賞を受賞したチームの案件は、100mo!PROJECTの社員が実装に向けて引き続き検討する予定です。
全体スケジュール
プログラムのポイント
リアルなお題に深く向き合う
今回のプログラムでは、車いすユーザーの方々や車いすユーザーの住空間を支援されているデイリーエステート社へのヒアリングを通じ、当事者のリアルな声を聞いた上で企画立案していただきました。
車いすユーザーの方々から「10件以上の内見をして今の家を見つけた」「親元から自律したくて一人暮らしを始めた」「駅から家までの坂道の傾斜を必ず確認する」など、住まい探しをした時の状況やこだわったこと、大変だったことをヒアリングし、本当に必要としていることは何か当事者目線で考え、ユーザーのニーズやインサイトをリアルに追求し課題を設定しました。
新規企画立案を支えるサポート体制
プログラム期間中は、リクルートの住まい領域に所属する社員メンターが週1回30分フィードバックミーティングを実施し、企画のブラッシュアップをサポートしました。
また、1ヶ月に1回の中間発表では、リクルート住まい領域に所属する合計9名の社員より、企画実現に向けてハードルになりそうなポイントや今後詳細検討すると良い観点など、フィードバックとアドバイスを実施しました。
最終日には、プロダクト担当者に新規企画を提案
最終日には、
①課題やターゲットインサイト・ニーズの深掘りができているか
②解決策/提供価値の筋が良いか
③学生視点を活かし、提案詳細まで作り上げているか
④SUUMOや不動産会社が取り組むべき内容で、実現に向けたプロセス/ステップが描けているか
という4点を大切に、アウトプットを出していただきました。
「車いすユーザーが住めない物件を除外する過程を極限まで減らしたい」というインサイトを設定し、「⾞いすユーザーの多様なノックアウト条件を除外できる新フラグを作る」という提案をしたチームは、画像認識AIでお部屋の幅や段差の寸法を計測した上で自動でフラグ化できるかどうか、実際にAI活用をしているリクルート社員にヒアリングをした上で提案詳細を仕上げました。
この案件は「継続検討起案賞」を受賞し、実装に向けてリクルート社員が引き続き検討する予定です。
参加者の声
参加学生からの声
今回のプログラムに参加した学生さんからは、
「実際に継続検討すると聞き、本当に100人100通りの住まい探しを実現しようとしている、誰も取り残さずに幸せにしようとしている本気度が感じられた 」(大学3年生)
「社員の方々が長期間にわたり真剣に向き合ってくれて、非常に成長できた」(大学1年生)
「本当に社会を良くしようとしている会社なのだなと思った 」(大学2年生)
といった声をいただいています。
事業部からの声
100mo!PROJECTの社員からも、
「我々では浮かばなかった多様なアイディアを提案して頂き、是非実現に向けて引き続き考えていきたいです」
「学生の皆さんの真摯に向き合う姿勢や熱量に心を動かされました」
「企画の中身を魅力的に伝えるためのプレゼンテーションも、大変工夫・努力され素晴らしかった」
といった声をいただいています。
最後に
WOW! BASEでは、年間を通じてさまざまなプログラムを実施中です!気になった方は、ぜひマイページ登録をしていただき、イベント情報をチェックしてみてください。